うちの猫たちのフードは、高齢猫や病気の猫、若い猫など状態や年齢によって、全部で三種類をそれぞれにあげている。全員を同じところで食べさせると、若い猫が他の猫の療養食を取ってしまったりするため、ちゃんすけはキッチン、ふうちゃんはリビング、花ちゃんは和室、ケッタとててぃんは廊下で食べさせるようにしているんだけど。
ふうちゃんのご飯が終わる前に、若い2匹は餌を食べきって、廊下からリビングに出せと、扉の前でじーっと待っている。
ドアのくもりガラスにてぃけった(ててぃんとケッタの略)の影が見えるのが可愛くて、うちではコレを「可愛い背後霊ちゃん」と呼んで、楽しく鑑賞してしまう、悪いかあしゃんととうしゃん。
おわかりだろうか。こっちはケッタ。ガラスの前にかぶり付きで、開けてくれるのを待っている。
ててぃんはというと、ケッタより少し長く生きている分、一日の長がある。ガラスが透明なところを選んで、かあしゃん達のいるほうをガン見。ふぉーんと鳴いて、早く開けろと催促。これを人間語に直すと、多分こんな感じ。
えっ、マジですか? ててぃんのお腹、超モフりたい! すぐっ、すぐにドアを開けますからね。
さあ、お腹撫でさせてくれるんだよね〜。かあしゃんとモフモフしよう!!! ててぃんが先? それともケッタが先かな。ワクワクするなぁ。
えっ、さっきと言ってることが違う。ドアを開けたら、そこにはむっつり顔のフタリの姿が。
背後霊ちゃんの鑑賞時間が長すぎたのか、すっかり機嫌を損じてしまった模様。
ごめん、かあしゃんが悪かったよう。だからモフらせて!と言っても、
「そんなの知らないでち! かあしゃんのバカバカバーカ!」と言いながら、フタリともリビングに駆けて行ってしまった。
その場にひとり取り残されるかあしゃん。明日はもうちょっとだけ開けるのを早くしてあげたら、モフらせてくれるかなぁ〜〜〜。うむむむむ、女心じゃなくて、猫の心と秋の空。
フタリとも、どうか明日は私めにモフらせてくださいませ😢