うちの女王様、花ちゃんのご飯はのんびりゆっくり。ちょっと食べては休み、を繰り返して、もう食べなくなるまで時間がかかるので、他の猫とは場所を分けて、和室でご飯を食べていただいている。
最初は空腹なのであげたときは自発的に食べるが、ちょこっと食べた後は侍女(かあしゃんのこと)がお側にお付きして、「花ちゃんご飯美味しいねぇ。食べて偉いねぇ、もう少し食べようか」と、常に話しかけてお勧めしないと、女王様花ちゃんはぷいと向こうに行ってしまう。
なので他の猫が一気食いして食器を片付けた後は花ちゃんの相手をしなければいけない。手間がかかるのデス。
私が花ちゃんと和室に籠って、お食事を勧めている間、外では何が起こっているかというと。
花ちゃんが残す(であろう)ご飯を食べようと、ちゃんすけとふうちゃんがずーっと待っている。
自分のご飯はとうに完食しているのに、花ちゃんのお残しを狙うフタリ。ちゃんすけは和室の引き戸を開けることができないが、ドア開け名人のふうちゃんは放っておくと引き戸くらい簡単にこじ開けてしまう。
他の猫が食事中に和室に入ってくると、花ちゃんは食べる気を無くしてしまうので、ふうちゃん対策にホームセンターで買ってきた引っ掛けホックを引き戸につけて、開けられないように工夫。
女王様のお食事は、なんぴとたりとも邪魔させる訳には行かないのである。
お食事開始から1時間半以上経って、やっと女王様のお食事終了。ふ〜、やれやれ。やっと今日も食べてくれた。
お皿を見ると、いつも必ず一口分、残ってる。中国のお食事マナーで、全部平らげるのは「量が足りませんでした」のサインという話があったけど、花ちゃんの前世は中国人で、前々世は食事をゆっくりとお喋りしながら時間をかけて食べるフランス人だったに違いない!
ご飯を終えた花ちゃんを和室から出すと、外で待っていたふうちゃんとちゃんすけが「待ってました!」とばかりに入ってきて残りを食べる。
女王様のお食事は時間も手間もかかって、毎日大変デス。