花ちゃん、お腹に小さな腫瘍ができて、切開手術をすることに。
そこでやらねばいけないこと。術後に使うエリザベスカラーを取り出して、試着させること。
ええと、どこに入れたかな、と。
物入れの中をガサゴソ探して見つけたら、あらら。
あちゃー。ごめんごめん。保管場所が悪かった。後からいろんなものを入れてたら、花ちゃんのエリザベスカラーがひしゃげちゃった。
慌てて、すぐネットで良さげなのを注文。これならピンクで白猫の花ちゃんにつけたら、ウルトララブリーになるはず! 柔らかい布製なのもいいし、と買ったのがこちら。
う、うん。似合ってるっていうか、まるでラフレシアの花みたいな迫力だよ。
ラフレシアっていうのは、東南アジア島嶼部とマレー半島に分布する、世界最大の花でこんなの。人が乗れるくらい大きくて、毒々しい感じの花。汲み取りトイレの臭いがするというキョーレツな植物です。
花ちゃんは小柄だから、エリザベスカラーが大きすぎてフィットしないのかな。
そういえば、ネットで見かけたエリザベスカラーの意外な代用品があったのを思い出したので、花ちゃんにかぶせてみる。
それは私が食べた後のどん兵衛の底に穴を開けたエリザベスカラー!
いや、すごく似合ってるよ、お姫様みたいに素敵。さすがは花ちゃん、なんでも上手に着こなすねぇ。美人は服を選ばずだってのは本当だねぇ。 と、ご機嫌を取りつつ。
花ちゃんは不満顔だけど、普通のエリザベスカラーよりずっと軽いし、餌を食べる時の邪魔にならなさといい、コレ、すごくいい!
かくして術後、花ちゃんは1週間、どん兵衛のエリザベスカラーをかぶらされていたのでした。
市販のカラーよりずっと軽くて、猫に負担がかからない!
お役立ちでした。
花ちゃんはいきなりエリザベスカラーをつけても後ずさりしないけど、普通の猫は嫌がって後ずさりしたり、頭を振ったりしてしばらく落ち着かないので、元気な猫の避妊手術などなら、前日からつけて慣らしておくとよいです。
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